龍谷大学 里山学・地域共生学オープン・リサーチ・センター 「龍谷の森」がつなぐネットワーク
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「龍谷の森」里山保全の会

お知らせ

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目的

(1) 「龍谷の森」・瀬田丘陵の保全を目的とし、大学人・学生・市民が連携し、協働します。
(2) 里山の研究と保全活動を通して、大学人・市民が交流し、学生たちの社会参加の場を開き、ともに学びあい、ともに楽しみます。

代表世話人江南和幸(龍谷大学理工学部)
副代表世話人土屋和三・丸山徳次(龍谷大学文学部)

事務局住所

「龍谷の森」里山保全の会
〒 600-8268 京都市下京区七条大宮
龍谷大学文学部 丸山研究室内 Tel. 075-343-3439
E-mail:

年会費

正会員:1,000円  学生会員:500円  賛助会員(一口):1,000円

郵便振替口座(口座名):「龍谷の森」里山保全の会
(口座番号):00900245611

注意

 会費は通信連絡費、保全活動等の実費であり、会員には、活動・各種イベント等の案内をし、保全活動への優先的な参加をはじめとする便宜をはかります。賛助会員にも、活動・イベント等の案内・通信連絡を行います。ただし、いずれの場合も、保全活動参加の際には、保険料が別途必要になる場合があります。
 本会は、学校法人龍谷大学そのものの活動とは関係がありません。社会貢献・社会活動を大学人の使命のひとつと考える龍谷大学教職員有志が、市民と連携する場を設け、学生を社会活動に誘うことによって、市民と学生を対等のパートナーとして里山自然環境の保全に寄与しようとするものです。

これまでの活動(2004年度以降の記録)

2004年
4月3日(土)特別例会「空から見る瀬田丘陵」
7月17日(土)例会「もっとよく知ろう瀬田丘陵」および設立一周年記念パーティー
9月19日(日)関西菌類談話会の来訪・調査・交流会
9月26日(日)全国ボランティアフェスティバルびわこ分科会(会場:龍谷大学瀬田学舎)に「おおつ環境フォーラム」と共同参加
10月30日(土)オリバー・ラッカム氏の来訪・講演
12月4日(土)例会「森の道つくりと番号杭打ち」、午後、4大学交流会と合流、シイタケ採取と交流会
12月5日(日)多世代交流型ワークショップ「里山の秋の素材を使ったカレンダー作り」
2005年
1月15日(土)例会「落ち葉堆肥採取と堆肥作り」
2月5日(土)金沢「角間の自然学校」来訪・交流会
3月13日(日)例会「シイタケ狩り」
5月5日(木)特別例会「近江湖南アルプス自然休養森を歩く」
6月18日(土)例会「「龍谷の森」の新たな展開」
11月5日(土)、6日(日)、19日(土)、26日(土)、12月3日(土)
  「眠りの森」事業への協力活動
2006年
1月21日(土)例会「落ち葉堆肥の掘り出しと新たな堆肥づくり」
4月15日(土)一般公開「瀬田丘陵の春を遊ぶ」
5月27日(土)例会「自然観察会」
6月10日(土)水場づくりへの協力
6月17日(土)水場づくりへの協力
8月5日(土)2006年度総会
10月28日(土)例会
11月18日(土)例会
2007年
1月13日(土)例会「落葉堆肥 採取と新規作り」
4月14日(土)例会「春の里山を楽しむ」
6月9日(土)例会「『龍谷の森』の整備」
7月14日(土)例会「『龍谷の森』の整備」 台風のため中止
10月20日(土)例会「『龍谷の森』の整備」
11月17日(土)例会「ササユリの植えもどし」
12月8日(土)例会「石斧伐採実験」
2008年
1月12日(土)例会「落葉堆肥 掘り出しと新規作り」
3月1日(土)例会「シイタケのホダ場づくりとヒラタケ・エノキタケの植菌」
4月19日(土)例会「ツツジ山づくり」
5月17日(土)例会「名札付け作業」
7月12日(土)例会「ササユリ追跡調査・ムベの棚づくり」
10月26日(日)例会「秋の里山観察会」(「おおつ市民環境塾」との連携)
2009年
1月17日(土)例会「落ち葉堆肥をつくる」
2月28日(土)例会「シイタケのホダ場づくりとヒラタケ・エノキタケの植菌」
3月14日(土)例会「シイタケのホダ場づくり(植菌作業)」<雨天の為中止>
3月21日(土)例会「ホダ木づくり」

「龍谷の森」里山保全の会の設立経緯

 龍谷大学は、京都市伏見区深草に大学本部を有していますが、もともとは現在、文学部および大学院文学研究科がある京都市下京区七条大宮に1639(寛永16)年設置された浄土真宗本願寺派学寮(後に学林と改称)を出発点とする、360年以上の歴史をもつ大学です。 1989(平成元)年、創立350周年記念事業の一環として、滋賀県および大津市の支援を得て大津市瀬田に、大宮・深草両学舎につづく第三のキャンパスを設け、理工学部および社会学部を開設しました。 この瀬田学舎ではさらに、1996年、国際文化学部も開設され、2003年には、理工学部に環境ソリューション工学科が情報メディア学科と共に増設されました。

 瀬田学舎は、瀬田丘陵のほぼ中心部に位置しますが、1994年度、龍谷大学はこの瀬田学舎に隣接する山林地帯を購入しました。 水平面積にして約38ヘクタールあり、起伏がかなりますから、実面積は約50ヘクタール近くにも及ぶ里山林です。 大学では、開発してグラウンド整備を行う意図もありましたが、豊かな自然を残す典型的な里山林であるその場所を、里山保全として活用することを求める教職員の意見が強まりました。 瀬田学舎隣接地の里山林が、放置されながらも豊かな自然を保持していることは、すでに阪本寧男、江南和幸両教授によって「発見」され、REC自然観察教室によって伝えられてもいましたが、やがて、深草学舎を中心とする教員有志が2000年6月からFD(教材等研究開発)研究会として「里山をめぐる社会科学・人文科学教育の研究」を行い、その成果を踏まえて、2001年1月20日、公開シンポジウム「龍谷の森の保全と環境教育の可能性」を深草学舎で開催しました。 このシンポジウムは、龍谷大学「里山シンポジウム」の第1回目のものとなりました。

 このシンポジウムは、2001年2月1日の毎日新聞京都版で取りあげられることによって、大学の内外に「龍谷の森」の意義を知らせる力となりました。 同新聞は、「オオタカが飛来し、植物相も豊富な里山を『龍谷の森』として保全し、地域住民向けの環境教育や他機関との共同研究に活用するプランなど、意見を活発に交換した」、と伝えています。

 こうして瀬田学舎隣接地保全への動きに弾みがつき、教員有志は「龍谷大学瀬田学舎隣接地保全の会」を形成し、2001年3月13日、「瀬田隣接地の創造的活用についての請願」を教職員238名(専任教員の約6割)の署名を付して、当時の上山大峻学長に提出しました。この請願書には、次のような文章を読むことができます。すなわち、 「<里山>とは、古代より人間が関与することによって物質的・精神的な<糧>を供給してきたいわば半自然であって、<里山>自身が自然との持続可能な関わりの証として文化的・歴史的な遺産でもあります。 ・・・・ローカルな自然環境保全がグローバルな環境問題解決と直結していることを認識することは、今日、世界の常識となりつつあり、瀬田隣接地を現代の<里山>として積極的に保全し、活用していくことが、教育・研究機関としての大学の社会的責任であると考えます。 ・・・・(瀬田隣接地を)学術研究、学生・地域住民への環境教育や自然とのふれあいの場として積極的に活用し、現代の<里山>として保全するという英断こそが、将来永きにわたって龍谷大学の教育的財産となり、21世紀の新たな大学像を切り拓くものと信じます。」

 瀬田学舎隣接地保全の会は、やがて里山林としての隣接地をはっきりと「龍谷の森」と呼ぶようになり、学内向けの「瀬田学舎隣接地保全の会ニューズレター」を出してきました。 このニューズレターの第5号(2001年3月27日)は、3月22日の学内評議会で報告された部局長会の提案を、いち早く報じました。 すなわち、1)一定規模の地形の形状変更(粗造成)が伴う多目的グラウンド等(野外球技施設と付帯施設等を含む)の整備を隣接地において行うことは、見合わせる。 2)多目的グラウンド等の整備については、既存施設の拡充・再整備の可能性を検討しつつ、隣接地以外の場所において、拡充の方向で多面的な調査・検討を行う。 3)当分の間、隣接地を環境教育を含む教学的利用の場として活用する。ただし、その活用区域に関しては、隣接地内とその周辺地域の学術調査を行うとともに、本学の将来における経営政策的配慮を含めて総合的に判断する」、というのがその提案でした。 とりわけ注目すべきは、上記の基本方針の根拠として、「自然環境保護をめぐる社会的関心度の深化と教学機関としての大学の立場」に言及し、「建学の精神と教学機関としての本学の責務」について、次のように論じていることです。 すなわち、「今日、環境問題は、人間社会の持続的発展と生態系保存という視点から地球規模でその問題を思考すべき段階に達している。学問的にも問題解決型の教学対象として多方面にわたる学術的共同領域として採り上げられるに至っている。 それに関する新学部の設置を含めて、何らかの形で、環境問題を教育の対象として採りあげない大学はほとんどないであろう。 本学は、このような社会的趨勢を考慮し、建学の精神と総合大学としての教学機関の社会的責務を自覚し、一定規模の粗造成工事(「部分開発」)を伴う多目的グラウンド等を隣接地に整備することは、見合わせることにした。」 ニューズレター第5号は、こうした部局長会の提案を「英断」として評価しました。 やがて2003年4月に、理工学部に環境ソリューション工学科が新設されたことを、想起すべきでしょう。

 瀬田学舎隣接地保全の会は、2001年4月28日、第2回龍谷大学「里山シンポジウム」を深草学舎で開催し、同年10月、大津市環境部環境保全課が主催する環境講座「瀬田丘陵での里山の再生」が、市民の方々の参加によって「龍谷の森」で行われました。 さらには2002年3月16日、第3回龍谷大学「里山シンポジウム:里山からみえる未来」、2003年3月15日第4回龍谷大学「里山シンポジウム:里山の過去かれ未来へ」が、瀬田学舎で開催されました。

 この間、2001年以来、龍谷大学瀬田学舎隣接地保全の会が主催して、市民の方々や学生たちと共に、年平均4回の「龍谷の森」の保全活動を実施してきました。 その内、これまでに保全活動に参加されてきた「おおつ環境フォーラム」の方々をはじめとする市民の方々から、会員制の組織をつくってほしいという強い要望が出され、その結果、2003年7月、「龍谷の森」里山保全の会が結成されました。 NPO法人登録はしていませんが、もちろん非営利的な会組織です。

 その後、2004年2月には、京都府の主催で「瀬田隣接地の里山を考えるワークショップ:琵琶湖・淀川流域における水と緑の保全活動の促進を目指して」が瀬田学舎で開催され、滋賀県、大津市の行政、市民、そして大学の三者のパートナーシップの可能性について、熱心な議論がなされました。 以上のような一連の活動を基盤として、2004年5月、文部科学省の採択を得て「里山学・地域共生学オープン・リサーチ・センター」が開設されることにもなったのです。

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